


「米」という漢字の由来を調べてみたことはありますか?
稲を表す「禾(のぎ)」やその実を表す「米」は、物の形から生まれた「象形文字」からできていて、「禾」はお米が実って頭を垂らした稲穂の形、「米」は稲穂の茎を表す横線に、実を表す点がついた形が元になっているそうです。
また、「米」という漢字を分解すると八十八になることから、米を植えて収穫するまでには、八十八の手間をかけて大切に育てていることが意味づけされたとも言われています。
■稲を表す「禾(のぎ)」

■実を表す「米」

■「米」という漢字を分解する


漢字クイズにトライしてみよう!
お米を主食にする日本では、米に由来する多くの漢字があります。米偏のついた漢字、読み方や由来、いくつわかるかな?

クイズの答え
Q1:米+花=糀(こうじ)
由来/米に花が咲いたように見えることから「糀」。こうじ菌が繁殖する様子を花に例えた。
Q2:米+康=糠(ぬか)
由来/玄米を精米したときに出る外皮の粉。「康」は杵で脱穀する様子を表す。
Q3:米+刃=籾(もみ)
由来/稲の実を包む殻を表す。「刃」は殻をむくイメージから。
Q4:米+分=粉(こな)
由来/米を細かく砕いたものを表す漢字。
Q5:米+唐=糖(とう)
由来/米を水でつき固めてできる「あめ」や甘いものを表す。
漢字クイズの中から、お米を主食とする日本で生まれた漢字「糀」に注目してみましょう。「糀」は、米に白いこうじ菌が花のように繁殖することから「米+花 → 糀」となり、中国から伝わった「麹」と区別して日本で作られた漢字です。


日本で生まれた漢字「糀」を原料とするごはんにぴったりの調味料のひとつが味噌です。味噌は、蒸したり煮たりして柔らかくした大豆に糀と塩を加えて、発酵・熟成して作ります。
私たちの食事の基本スタイルとも言えるごはんと味噌汁。ごはんには、エネルギー源となる炭水化物や良質なタンパク質が含まれていますが、必須アミノ酸の一つであるリジンが不足する弱点があります。味噌は大豆タンパク質が分解され、生命維持に不可欠な9種類の必須アミノ酸が全て含まれていて、なかでもリジンを豊富に含むことから、ごはんに不足しているリジンを補うことができます。また、味噌に不足しているメチオンをご飯が補うため、一緒に食べることでお互いを補い合い、栄養的に優れた組み合わせとなります。


ごはんだけでは、リジンが足りない

リジンが豊富なみそ汁と一緒に食べることで良質なたんぱく質を合成できる

そんなベストマッチの「ごはん+味噌汁」を忙しい朝でも手軽に食べられるように、お湯を注ぐだけで味噌汁になる「みそ玉」の作り方をご紹介します。



北海道は、餅米や日本酒用のお米も合わせると約20の銘柄があります。毎日の食卓に登場するご飯も、お米の種類によって、味わいはさまざまです。北海道米の特徴に合わせて、和食だけではない味噌とのコラボメニューもご紹介します!

定番のご飯と味噌汁はもちろん、おやつや洋食など、北海道米と味噌のコラボメニューを家族で楽しく作ってみてください!

- 掲載内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
